こんにちは!公認会計士のKENです。
ふー。今日も講義見終わった。なんか過去問の話が授業で出てたけど、本試験はまだまだ先だし、それよりももう一回転問題集回そうかな。
こんな方、もしかしたらいらっしゃるのではないでしょうか??
公認会計士試験において、過去問との向き合い方は大切です。
当記事では、公認会計士試験における「過去問」の使い方について、解説したいと思います。が、
まず最初に「過去問に対する誤解」を取り除きましょう。
過去問に対する誤解
公認会計士試験では、過去問と同じ問題は出ないんだから、解く必要はない!
過去問は本試験直前で力試しで解くくらいで十分でしょ!
このように考える受験生も多いかと思います。
これは大きな誤解です。
公認会計士試験においても、過去問は視点をかえ出題されますし、また答練でも形を変え、出題されます。
全く同じ出題はなくても、
公認会計士試験において、実務のエッセンスとされる知識、試験委員が重視する会計知識は、共通していてそのポイントというのは、
繰り返し出題されています。
過去問に触れるべき3つのタイミング
上の受験生は、過去問に対する向き合い方について変えなければなりません。
まずは結論として、過去問に触れるべき3つのタイミングについてお伝えします。
・勉強の開始時点
・最初のインプット直後(講義をみた後)
・本試験までの時間、頃合いを見て(答練の前後など)
一つずつ解説していきます。
勉強の開始時点
意外に思われるかもしれませんが、1年や1.5年など、短期に合格する人というのは、勉強の開始時点に過去問にザーッと目を通すということをしている人が多いです。
これは、講義なんて受ける前です。まず真っ先に過去問に目を通すのです。
当然分かるわけありません。
ただ、何も前提知識がない状態で、
「税効果ってなんだろう?」
「退職給付の基準、年金資産ってなんだろう?」
など、
これから学習を進めていく人は、ぜひ試してみてください。
疑問を持ちながら、学習を進めるということです。
講義後(インプット直後)
講義を見終わった後、というのは、理解度の度合いはあるにしろ、もう本試験の問題を解ける状態にあってもいいはずです。
まだ、本試験まで時間あるし、答練もあるからな・・・
もう少し力をつけてからでも・・
一理あるのですが、
このように、過去問と向き合っている人は、いつまでも経っても過去問を解きません。
解けないからこそ、まずは解いてみましょう。
それによって、自分のどこが理解が足りていないのか、わかりますし、
それによって、一気に本試験レベルまで実力を飛躍させることができ、答練でも安定して点が取れるようになり、自信になります。
しっかり過去問を解けるレベルまで引き上げることは、合格までの最短距離を歩むことにつながります。
早めに着手しましょう。
答練の前後など、頃合いを見て
講義後の直後にどうしても時間がとれないのであれば、答練の前後等、時間を見つけて過去問を眺める時間をとりましょう。
全く同じ問題が出題される可能性というのは、多くはありませんが、
派生する論点というのは、頻繁に出題されます。
過去問を回している過程で、派生する論点について理解が深まり、それが得点源となることも往々にしてあります。
答練と過去問の関係について
本試験が近づいてきて、過去問を目にする、という受験生もいるでしょう。
そんな受験生が思うことは、
本試験より答練の方が全然むずい・・
各社予備校は、本試験のレベルより高い難易度、もしくは細かい知識レベルの問題を作成している場合も多いです。
これは、他の予備校で難易度が高い論点が答練(全答練など)で出題され、実際本試験でも同様のレベルでの出題があった時に、
自社予備校のレベルを受験生から「問題レベルが低い」という評価を下されないようにする狙いあります。
ですから、必ずしも答練で合格点が取れなかったとしても、そこ自体を問題にはせず、
答練で出題された論点は、他の受験生も得点するところだと思って、丁寧に復習することを心がけましょう。
それが答練復習の本質です。
他社の答練、特に全答練との向き合い方
直前期になると、
他社では、「〇〇の論点が全答練で出題された」などと、予備校生の中でも話があがったりします。
一番賢い他社の全答練の使い方をお教えします。
それは、「パラ見」です。
上級答練はともかく、全答練については、他社の予備校生も多く受験するため、偏差値で本試験勝負する特に論文式試験においてですが、
全答練で出題された問題について、初見の人とそうでない人でハンデになる場合があります。
ここで、パラ見でもいいので、全答練の問題を眺めておけると、「どの論点が」「どういう形式で」出題されているか確認できるため、直前期に気をつけて復習することができ、おすすめです。
といってもまずは過去問から
答練の話を少ししてしまいましたが、上述した通り、過去問は手をかえ、品を変え出題されます。
是非、早めに着手して、本試験レベルというものを肌身感じることをお勧めしますよ!
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